日本物理探鑛株式会社

日本物理探鑛株式会社 60年のあゆみ

弊社は1942年12月7日の創立以来,今年で創業60周年を迎えました。
小さな会社ではありますが,技術力の蓄積,最新技術の吸収,新技術の開発を社是として,
技術力をもって社会に貢献できたことを誇りとし,
何分かのお役に立てると自負いたしております。
ここに,60年のあゆみを簡単にご紹介させていただきます。

1940年代
1942年12月7日 日本物理探鑛株式会社創立

初めて物理探査の手法を利用した地質調査会社として創業し,主に弾性波探査法を用いて関門トンネルや青函トンネルなどの海底トンネル弾性波探査を実施しました。


旧社屋 都道環状七号線と国道一号線の交差点近く(大田区中馬込)

当時はまだ空地も多かったようです。















NHKブックス「物理探査」(早川正巳著 日本放送出版協会 昭和50年発行)には,次のような記述があります。

…また1942年には,日本ではじめての物理探査の会社,日本物理探鑛株式会社が設立され,主として土木関係の探鉱成果を向上するための特殊問題に対して多くの新しい調査研究を行なった。

関門トンネル海底弾性波探査 発破船,海底用感震器,弾性波測定記録

1950年代
弾性波探査による地盤調査の普及に力を注ぐ

青函トンネル,佐久間ダム,北陸トンネル,マリキナダム(フィリピン),カラバトヨトンネル(フィリピン)など,弾性波探査を利用した地盤調査を数多く実施するようになりました。

1952年12月 創立10周年を記念して「地質工学」を創刊






























1951年7月 大増水した天竜川に国鉄バスが転落。土砂に埋没して行方不明になった国鉄バスを東京大学から借り受けた磁気傾度計により探査・発見しました。

 当時の鉛直磁気傾度計

1960年代
危険物(不発弾・機雷)を対象とした磁気探査を開発・実用化

天竜川に転落したバスを磁気探査を利用して捜索してから10年,不発弾や機雷を対象にした磁気探査を開発・実用化しました。
東名・名神高速道路や東海道新幹線など道路・鉄道建設やダム建設に伴う地質調査を多数実施しました。

1962年ペルー アリコータ湖発電所建設 当社の技術者と現地ペルーのスタッフ

メコン河サンポールダム建設 弾性波探査の水中発破

1970年代
運輸省の試験研究補助金交付を受け,海底用金属探知器を開発

海底の機雷を対象とした金属探知器を開発し,港湾工事の安全に寄与しました。
その後,陸上用に改良し,全国の自衛隊演習場の安全化探査に利用されています。
1972年沖縄が日本に返還され,危険物探査が数多く実施されるようになりました。

探査により沖縄で発見された危険物



手榴弾




地 雷




砲 弾

各地の港湾工事に伴う海上磁気探査により,北九州響灘,富山県伏木新港,北九州若松航路,石川県七尾港などで機雷を多数発見しました。

1974年 石川県七尾港 機雷の爆破処理状況

第四次中東戦争終了後,スエズ運河拡幅工事が行なわれ,1975年から5年間で運河延長100km以上の区域の不発弾探査を行ないました。

スエズ運河を航行する磁気探査船




発見された砲弾

海底地盤調査"リフラフォン"開発・実用化

紀淡海峡,豊予海峡などでリフラフォンによる海底岩盤調査を行ないました。

リフラフォンの震源は環境に優しいエアガンを採用

1980年代
地下埋設物磁気探査およびパイプライン監視システムの開発・実用化

シールドトンネル工事や推進管工事の障害となる基礎杭や埋設管などの埋設物を対象とした地下埋設物磁気探査を数多く実施しました。

共同溝内での中間杭(H鋼)探査

夢の島発破など各地で深部地下構造調査を実施しました。



発破地点でのダイナマイト装填作業




装填完了 立ち入り禁止
             

原子力発電所建設関連の基礎地盤調査・歴史地震資料調査やマレーシア,インドネシア,シンガポールなど海外での地盤調査も行ないました。

モロッコ弾性波探査

1990年代
打音探査器"ソナライザ"の開発・実用化

コンクリート構造物の健全度を調査する打音探査器ソナライザを開発・実用化し,各地でトンネル覆工コンクリートの背面空洞調査などを実施しました。


切羽前方探査法"トンネルHSP"の開発・実用化

トンネル坑内で行なう弾性波探査により,切羽前方部の地層や断層を予測するトンネルHSPを研究・開発し,各地のトンネル掘削現場で実施しました。


鉄筋検知器の開発・実用化

鉄筋検知器を開発・実用化し,建設省の建設技術評価を受けました。



建設省建設技術評価書交付交付式
五十嵐建設大臣,他建設省幹部一同
前列右 杉本代表取締役(当時)




建設省で行なわれた性能確認試験のようす
   

インドネシア,スペイン,チリ,中国,タイなど海外で各種物理探査,地質調査を行ないました。

チリ共和国 グアナカ地区 電気探査による銅鉱床探査 測線展開中

2000年〜
二酸化硫黄無人観測システム の開発・実用化

火山ガス調査など環境・防災関連の調査を多数実施しています。

二酸化硫黄の無人観測中
観測データは携帯電話を使って送信します。

ISO9001認証登録を受ける

次の60年も
技術力の蓄積、
最新技術の吸収、
新技術の開発を社是として、
技術力をもって社会に貢献して参ります。